日田彦山線BRTけさ開業 絶景を走る

九州豪雨で崩れ、流され、失われた線路。

福岡県と大分県を結ぶJR日田彦山線の添田駅と日田駅の間で6年の時を経て鉄路に代わるBRT=バス高速輸送システムが28日朝開業しました。

一番乗客は「東峰村に災害ボランティアに行っていたBRTができることで村が元気になるんじゃないかと思いまして」と話していました。

添田駅は列車から、BRTに同じホームで乗り換えられます。

添田と日田の間約40キロは、沿線自治体とJR九州がさまざまな協議を重ねBRTでの復旧で合意しました。

東峰村の真田村長は「あらためて乗った一村民としても、ああいい景色だなと感じたのでぜひみなさんも乗って感じてもらいたい」とコメントしていました。

添田町の彦山駅から東峰村の宝珠山駅の間約14キロは、レール区間を専用道にしました。

大行司駅はなんと海抜162メートル。

「めがね橋」を3つ渡る車窓の風景は絶景。

「日本の棚田百選」に選ばれている棚田が広がり爽快です。

本数は鉄道の約1・5倍の32本、乗り場も病院の前などに新設され3倍の36に増えています。

所要時間は長くなりましたが生活の足として利便性は向上しました。

地域の星になるよう期待を乗せて、走れ、「ひこぼしライン」!